池田屋事件の前段・・・時代背景と新選組の役目

池田屋事件の発端は、長州勢力が京の町から一掃された「八月十八日の政変」でした。この出来事は倒幕を志す尊王攘夷派にとって大きな挫折となりました。

この後、孝明天皇と幕府とが一体となり国難を乗り切ろうとする公武合体が推進されるなか、長州勢は起死回生を目論見、半地下潜行的に密会を重ねていました。

志士たちは天皇と幕府との関係をいかにして切り崩すべきか画策します。その結果、天誅と称する幕府の要人たちを狙ったテロが京の町で数多く発生するようになっていきました。

幕府の組織の一部となり、京都の治安維持活動を行っていた新選組は、天誅は幕府への挑戦であると考え、浪士狩りと称して取り締まりを強化していきました。

そして、探索中一人の不審者が浮かび上がりました。

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