【安政の大獄】
〜弾圧を強行した井伊直弼〜

1.安政の大獄とは
大老・井伊直弼が、幕府の政策(実質井伊直弼)に反対する者を弾圧した過程を安政の大獄と言います。

処罰の対象者は、大名、公卿などの身分を問わず、時には幕閣にも及びました。

この安政の大獄で一番の標的となったのが、かつてから確執があった一橋派の者たちでした。


2.きっかけは「戊午(ぼご)の密勅事件」

井伊直弼の日米修好通商条約調印は朝廷を無視する形で行われました。

これに怒った孝明天皇をはじめとする朝廷は、「井伊直弼の政策に対して幕政改革をせよ」という勅許を水戸藩に向け、密かに下します。

しかし、これまで幕府を飛び越して一大名に勅許が下った前例はなく、井伊直弼は驚くと同時にその怒りも頂点に達します。

まず、京都にいた攘夷派志士を取り締まり、その後、一橋派の者、水戸藩に勅許を下すよう画策した者、最終的には井伊の政策に異を唱えるもの全てが対象となっていきました。

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