【大和屋焼き討ち事件】
〜鴨の恋人、「お梅」もからんだこの事件〜

1.資金調達から始まる
壬生浪士組は、公務の他、活動資金にも精を出していました。
ちょうどこのころ開催された壬生での相撲興行の他、豪商への押し借りも行ってました。

壬生浪士は、悪どく稼いでいると悪評がたつ生糸商・大和屋が倒幕を志す過激尊王攘夷派に資金を調達しているということを耳にし、「自分たちにも資金を調達しろ」と強談に訪れました。しかし、主人が留守であることを理由に拒絶されてしまいます。


2.大和屋焼き討ちへ
芹沢率いる壬生浪士は「今晩、大和屋の蔵を焼き討ちするので、町内の者は外出しないように」と予告した上で、午前零時、蔵に火を放ちます。

名目は、「外国との交易が始まって以来、生糸の値段が高騰したのは、大和屋が輸出品としての生糸を買い占めたのが原因であり、攘夷の一環として、このような外国と手を結び市民の生活を脅かす不届き者を退治する」ということでした。

さらに、この名目は、京都市民の気持ちを代弁するものであり、これを芹沢に伝えたのは、大河ドラマでは鈴木京香ふんする「お梅」であったといわれています。

明け方になると蔵の中はすっかり燃え尽き、こんどは店舗と家屋の打ち壊しに取りかかりました。芹沢は屋根に登って壬生浪士を指示しました。

さらに夜が明けると、市民たちが集まりだしこれまでの恨みを晴らすべく、打ち壊しに参加し始めます。打ち壊しが終わると市民たちは拍手喝采のうえ解散していきました。この様子を見た芹沢は大変満足していたとのことです。

最後に山のように積み上がった品々に再び火をつけ、大和屋の焼き討ち事件は終わりました。


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