【芹沢鴨暗殺】
〜土方歳三の大作戦(決行)〜

1.土方歳三の飲ませて潰せ作戦
事件当日、島原の遊郭・角屋で壬生浪士の会議が開かれ、会議が終わるとそのまま宴会になりました。

外は土砂降り、隊士たちは帰るのがおっくうになり、そのまま角屋に宿泊しようとしていましたが、芹沢鴨と平山五郎、平間重助だけは屯所に帰るべく席を立ちました。(おそらく土方歳三が壬生に帰ることをすすめた)

隊士と芹沢グループの分散。
秘密裏に事を運ばなければならないこの計画にとって最高の条件がそろいました。

土方歳三は3人とともに壬生へ戻り、八木邸を借りて飲み直すことを提案します。
八木邸には、芹沢鴨の女、お梅が待っていました。また、平山、平間も女を連れだしていたため計7名での酒席となりました。

以前より土方は、芹沢グループと有効関係を装っていたため、このように一緒に行動することに対し、全く違和感はありませんでした。

土方はしきりに芹沢らに酒をすすめ、やがて彼らが泥酔しはじめると、それを待っていたかのように「夜更けになったので、このへんでお開きにしましょう」といって酒を下げさせました。

その後、土方を除く6名は八木邸で寝入りました。これを見届けた土方はこの場を去ります。


2.暗殺決行
午前0時、土方は芹沢たちの様子をうかがうために再び八木邸に戻ってきます。そして、完全に眠っているのを確認すると、また八木邸を後にします。

そして、その直後、土方、沖田、山南、井上の4人が八木邸に討ち入ります。

山南と井上は平山の首を一気に斬り落とし、絶命。享年35歳。
土方と沖田は芹沢の傍らにあった屏風を芹沢にかぶせ刀を突き立てます。
これにより、お梅は致命傷を負います。
(その後、山南、井上が苦しむお梅の姿を見かねて絶命させました)

これに驚いた芹沢はとっさに立ち上がり隣の部屋に逃げ込みます。
しかし、そこにあった机につまずき転倒。
土方・沖田の乱刀が浴びせられついに絶命します。享年34歳。

別の場所で眠っていた平間は激しい物音にようやく起きだし、刀をさげて「どこへ行った!」と叫んで家中を歩き回りましたが、すでに刺客の姿はありませんでした。平間はそのまま行方をくらませ、最終的には故郷の芹沢村に戻り明治七年に死没していることが確認されています。


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