【伊東甲子太郎の暗殺】
〜近藤がとった作戦とは〜

近藤の作戦
新撰組は、ことを大きくせずに伊東甲子太郎を暗殺する作戦を考えます。

佐野七五三之助を見殺しにするなど、かたくなに新撰組との友好関係を保ってきた御陵衛士は、以前から新撰組に活動資金の用立てを申し入れをしていました。

近藤はこれを利用しました。暗殺を決行したこの日、活動資金の件を含めて国事について意見を交換したいと申し入れ、近藤の妾邸に伊東を招くことにしました。

夕方になり伊東はたった一人の従者を伴っただけで現れました。
近藤暗殺計画が新撰組に漏れたことを知らない証拠であり、それは斎藤のスパイ作戦の成功を意味するものでありました。

【大河ドラマとの違い】
・暗殺は近藤が指示した。
・伊東は一人の従者を伴っていた。
・伊東は近藤暗殺計画が漏れていないと思っていた。
・と同時に斎藤はスパイではなく女にだらしがない男と思われていた。




伊東甲子太郎の暗殺
妾邸には宴席が用意されており、和やかな雰囲気の中で伊東は、勧められるがままに杯を重ねました。午後10時ごろ宴はお開きとなり、その時伊東はかなり酔いが回っていたといいます。妾邸を出た伊東は、ご機嫌で唄などを口ずさんでいました。

そして、油小路にさしかかったとき、突然、伊東の前に刺客が現れます。

近藤から伊東暗殺の密命を帯びた、
大石鍬次郎、宮川信吉、横倉甚五郎、岸島芳太郎の4人でした。

泥酔しながらも宮川の切り込みをかわした伊東は「冗談めされるな」と言いながら油小路を後ずさりします。その伊東に致命傷を与えたのは大石の槍だったといいます。

その場で絶命したと思われた伊東でしたが、その後、本光寺の門前までたどり着き、門前にたつ門派石によりかかるようにして最期をむかえたと言われています。



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