【新撰組分裂】
〜さよなら永倉新八・原田左之助〜

「家来になれ」
勝沼戦争に敗れた甲陽鎮撫隊は、いくつかのグループに分かれて江戸に戻ることになりました。

永倉新八と原田左之助も隊士の一部をまとめて江戸へ向かいました。
しかし、江戸の集合場所に、先に到着しているはずの近藤はいませんでした。

思い当たる場所を探しても近藤に出会うことができない隊士たちは、次第に離隊を口にするようになっていきました。この状況に危機を感じた永倉と原田は、やむを得ず会津に向かうことを決します。

そして、ようやく近藤に居場所をつきとめた永倉と原田は、会津行きを提案します。

それに対し近藤は、「自分の家来になるならばそれもよいが、そうでなければお断りする」と告げました。

新撰組は本来、同士の集合体です。
局長や副長、組頭などの役職がありましたが、それは組織を統率するためであり、家来と呼ばれるような主従関係で結ばれている訳ではありません。

この近藤の言葉に怒った永倉は、「そうならば、これまで長々とお世話になった」とその場を立ち去ります。

こうして試衛館の仲間達で創りあげた新撰組は分裂してしまいました。

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