【大河ドラマ新選組のあらすじ】
第21回〜第30回

第21回「どっこい事件」 (5月30日放送)

 将軍が江戸へ戻ることになった。それは、将軍警護を任とする勇(香取慎吾)たち浪士組が京に留まる理由を失うことでもあった。将軍とともに江戸へ戻ろうと考える勇に対して、歳三(山本耕史)は、京に残って浪士組を大きくしようと話す。そこで勇は、「将軍にいましばらく京に留まっていただきたい」という主旨の嘆願書を、山南(堺雅人)の手を借りてしたためる。

 嘆願書を読んだ松平容保(筒井道隆)は、勇に自らの“志”― なぜ自分が守護職として京に留まるのか ― を語り、勇たちにはこれからも自分の手足となって働いてほしいと頼む。容保の言葉に感激した勇は、京に留まることを決意する。

 ある日、管轄外の大坂で不逞浪士の取り締まりを行ったことが原因で、勇たちは奉行所の与力・内山彦次郎(ささきいさお)から越権行為だと非難を受ける。かねてより浪士組を快く思っていなかった内山は、勇たちを「田舎者」呼ばわりする。

 その夜、往来で小野川部屋の力士たちともめ事を起こした芹沢(佐藤浩市)が力士の一人に手傷を負わせてしまう。小野川親方(瑳川哲朗)は、弟子の熊次郎(舞の海)に事の次第を奉行所に届けさせてお上の沙汰に従おうとする。ところが話を聞き付けた内山がこの機に乗じて浪士組を懲らしめようと画策し、逆に熊次郎たちをけしかける。大挙して押しかけた力士たちと対峙した芹沢が熊次郎を斬り捨てたことから、芹沢一派に総司(藤原竜也)、斎藤(オダキリ ジョー)、永倉(山口智充)、山南、島田(照英)も加わっての大乱闘がぼっ発。この騒動の中、総司は生れて初めて人を斬ってしまう。
 出先から戻って事の顛末を知った勇は、自分のやり方で事態の収拾を図ろうとするが…。

第22回「屋根の上の鴨」 (6月6日放送)

 勇(香取慎吾)たち浪士組は、京都守護職・松平容保(筒井道隆)の計らいにより、将軍の江戸帰還後も京に残留することを許される。筆頭局長の自分を差し置いて、勇ひとりが容保から内諾を得たことを知った芹沢(佐藤浩市)は腹の虫がおさまらない。そうしたいきさつもあり、酒に酔った芹沢は、些細なことから自分の部下、副長助勤の又三郎(松谷賢示)を斬り捨ててしまう。 

 一方、勇たちは、大坂での騒動がきっかけで親交を得た相撲の小野川親方(瑳川哲朗)と話をつけ、日頃世話になっている八木家への恩返しを兼ねて壬生で相撲の興行を行うことになる。この機に活動資金を得ようと考えた歳三(山本耕史)ら試衛館の面々は、みやげ物の販売や客の呼び込みなどに精を出すが、総司(藤原竜也)だけは、盛り上がる一同から距離を置き、芹沢と共に傍観する。満員の会場には、会津の動向を探りにやって来た龍馬(江口洋介)や、町人を装いお忍びで足を運んだ容保の姿もあった。

 興行は大成功を収め、立役者の勇はますます容保の信頼を厚くする。反面、浪士組内での信頼感や存在感が日に日に低下していくことにいらだちを募らせた芹沢は、お梅(鈴木京香)の言葉に乗せられ、またもや騒動を引き起こす…。

第23回「政変、八月十八日」 (6月13日放送)

 勇(香取慎吾)は、芹沢(佐藤浩市)一派が大和屋で働いた乱暴狼藉の件を、会津藩公用方の広沢富次郎(矢島健一)からとがめられる。歳三(山本耕史)は勇に、この期に乗じて浪士組から芹沢一派を排除しようと説く。歳三と考えを異にする勇は、あくまで芹沢の自戒を促そうと試みる。だが、当の芹沢は聞く耳を持たず、お梅(鈴木京香)と総司(藤原竜也)を伴って呑気に湯治に出かけてしまう。

 文久3年(1863年)8月18日。会津藩と薩摩藩は、長州兵の禁裏警護からの締め出しを決行する。大砲の音に何事が発生したのかを察した桂小五郎(石黒賢)は、一戦交えて挽回を図ろうとする久坂玄瑞(池内博之)らを説得し、京を離れて機会をうかがうことにする。
 そんな中、浪士組は松平容保(筒井道隆)から直々の要請を受け、武装したまま壬生の屯所で待機するが、待てど暮らせど会津藩からの出動命令(=下知)は届かない。湯治から戻り事態を知った芹沢も戦装束に身を固めて待機するが、ついにはしびれを切らし、下知を待たずに出陣する…。

第24回「避けては通れぬ道」 (6月20日放送)

 会津藩から芹沢(佐藤浩市)の所業について最後通告を受け、勇(香取慎吾)は反対するも、歳三(山本耕史)と山南(堺雅人)は真剣に芹沢排除を考え始める。歳三は具体的に芹沢を追い詰めるために、隊の規律を定めた法度を明文化する。また、お梅(鈴木京香)は総司(藤原竜也)を誘惑し、ついに関係を結ぶ。一方土方らは、まずは芹沢の取りまきから除いていく方針を立て、新見錦(相島一之)を呼び出し、隣の部屋に芹沢を潜ませた状態で又三郎殺しについて芹沢を裏切るような発言を誘導し罠にはめる。まんまと土方・山南の策謀にはまった新見は、自らも認めた法度の中の「士道に背くまじきこと」を盾にされ、その場で切腹に追い込まれる。そして腹を切る寸前に、「先に行って待ってる」と不吉な言葉を残す。新見が死んだあと屯所に帰った芹沢は、お梅と戯れる総司を目にし、我を忘れて殴りつけ、新見の次は自分の番だとお梅に自らの弱さをさらけ出す。
 そのころ、勇は深雪太夫(優香)らとの宴の席で龍馬(江口洋介)と再会。
 そして、土方はいよいよ芹沢の……。

第25回「新選組誕生」 (6月27日放送)

 勇(香取慎吾)は、歳三(山本耕史)と山南(堺雅人)から、自分の留守中に新見(相島一之)を切腹に追いやったという報告を受け、憤りをあらわにする。「仲間をわなにかけたお前は切腹しなくてもいいのか?」という勇に、歳三は、「お前がそうしろと言うのなら腹を切る」と、決然と言い放つ。歳三の並々ならぬ覚悟を知った勇は、芹沢(佐藤浩市)の排除に傾き始める。そして、勇出席のもと、歳三を中心に山南、左之助(山本太郎)、源三郎(小林隆)による謀議が行われる。

 一方、当の芹沢は、会津藩からの呼び出しを勇に任せ、斎藤(オダギリジョー)を用心棒代わりに連れてお梅(鈴木京香)と紅葉狩りに出かけてしまう。先の政変での働きに対する褒美を受け取るため、一人で松平容保(筒井道隆)に拝謁した勇は、新しい隊名を授けられる。
 その夜、芹沢暗殺のために仕立てられた宴会で、勇は芹沢に身の危険を伝えようとするが、逆に芹沢から「鬼になれよ、近藤」と忠告される。泥酔した芹沢は平山(坂田聡)らに連れられて屯所へ戻る。芹沢らを追って、歳三を中心とした刺客は芹沢暗殺に向かおうとするが、芹沢に恩義を感じている斎藤が立ちはだかる。その場に駆けつけた勇は斎藤に刀を収めさせ、歳三らを送り出す…。

第26回「局長近藤勇」 (7月4日放送)

 京都で活躍する勇(香取慎吾)から、江戸で待つ妻・つね(田畑智子)の元に近況を知らせる便りが届き、つねは一言一句をもらさぬよう目を通す。

 京都の新選組屯所では何度目かの隊士募集の面接が行われる。「自分は面接を受けているのではなく、自分が今、新選組を値踏みしているのだ」と言い放つ軍師・武田観柳斎(八嶋智人)。三度目の応募にも関わらず誰の記憶にも残っていなかった監察方志望の山崎烝(桂吉弥)らが新たな隊士として加わることになる。勇は松平容保(筒井道隆)からの要請で、諸藩の俊英が集る席に呼ばれ、堂々と時勢について熱弁を振るい周囲の感動を呼ぶ。

 一方、勇たち新選組の大坂での活動を面白くないと思っている大坂町奉行の内山彦次郎(ささきいさお)との溝は深まるばかり。歳三(山本耕史)は山崎を使って内山の悪行を探り出させる。勇と歳三は、直接、内山と会って揺さぶりをかけるが、逆に内山は斎藤(オダギ リジョー)を捕縛して拷問にかけ、新選組との対決姿勢を鮮明にする。そんな内山に対して、勇はある決断を下す…。

第27回「直前、池田屋事件」 (7月11日放送)

 勇(香取慎吾)に養子縁組の話が持ち上がる。谷昌武(浅利陽介)を近藤家の養子にという話に、相手がれきとした武家でもあることから、「新選組にとっても良い話だ」と、山南(堺雅人)も賛同する。

 このところ、ぐんと名を高めてきた新選組に対抗すべく幕臣のみで構成された見廻組を率い、佐々木只三郎(伊原剛志)が再び上洛してくる。

 一方、浪士の怪しい動きを追っていた武田観柳斎(八嶋智人)が、桝屋という商家の土蔵で多量の武器弾薬を発見、大変な企ての予兆を感じて主人を捕縛する。頑として口を割らない枡屋の主人だったが、歳三(山本耕史)の過酷な取調べでようやく口を割らせることに成功する。

 不逞(ふてい)浪士が京の街に火を放ち、混乱に乗じて会津藩主・松平容保(筒井道隆)を討ち、帝を長州へ連れ去ろうと画策している − もたらされた情報のあまりの重大さに、勇たちは衝撃を受ける…。

第28回「そして池田屋へ」 (7月18日放送)

 浪士たちの不穏な動きを察知した新選組。先手を打って浪士たちを急襲しようとするが、行動を起こす前に、勇(香取慎吾)は八木源之丞(伊東四朗)を訪ねる。京の町の将来に関わることは京に住む人の意見を聞いてから決断したい ― そう考える勇は源之丞の激励を受け、出動を決意する。

 勇たちは事の次第を会津藩に報告し、正式に出動の命を受ける。しかし会津藩の内部には「長州と事を構えたくない」「この一件によって京都守護職を解かれれば国許に帰ることができる」という考えを持つ者もあり、新選組への加勢の出動を引き伸ばそうと画策する。

 一方、新選組の隊士たちは、各々、祇園の町会所に集合し会津藩の加勢を待つ。しかし、その加勢が到着しないことが分かり、勇は自分たちだけで行動を起こすことを決断する。勇の率いる組と歳三(山本耕史)の組との二手に分かれ、浪士の集会場所の探索に当たる新選組。

 やがて、勇の組が池田屋で浪士たちを発見し、激しい斬り合いとなる。奮戦する勇たちだったが、平助(中村勘太郎)は額を割られ、総司(藤原竜也)は喀血して倒れてしまう…。

第29回「長州を討て」 (7月25日放送)

 長州兵が京の街に攻め込もうと布陣を始め、勇(香取慎吾)は佐久間象山(石坂浩二)と共に松平容保(筒井道隆)に招かれて意見を求められる。その帰り道、勇らと別れた象山は、従者の捨助(中村獅童)の目の前で河上彦斎(高杉亘)に斬殺される。

 その頃、桂小五郎(石黒賢)は、過激な藩士の暴走をくい止めようと説得に当たるが久坂玄瑞(池内博之)らは耳を貸そうとせず、幕府方との衝突は避けられない情勢となる。

 一方、医者から自分が労咳であることを知らされた総司(藤原竜也)は、病状を隠して、銭取橋に布陣する新選組の仲間のもとに合流する。長州藩兵が動き出した頃、新選組は彼らを匿っているという噂の船宿・寺田屋を調べようとするが、気丈な女主人のお登勢(戸田恵子)に上手くいなされてしまう。

 ついに御所方面で戦闘勃発し、それを知った新選組は急ぎ出陣する。しかし左之助(山本太郎)は、想いを寄せている お汁粉屋のまさ(はしのえみ)の身を案じ、ひとり隊を離れてまさのもとへ向かう。

 長州藩兵は御所・蛤御門で激烈な戦いを挑むが勝機をつかめず、久坂らは居合わせた捨助に、「桂に渡してほしい」と言って切り落とした髷(まげ)を託す。捨助から久坂らの遺髪を受け取った桂は、捨助に自分の連絡係になって京の情勢を知らせてほしいと頼み、密かに京を脱出する。

 夕刻、長州勢の敗戦が決定的になる中、新選組は天王山に残る真木和泉(大谷亮介)に迫る…。

第30回「永倉新八、反乱」 (8月1日放送)

 勇(香取慎吾)ら新選組の池田屋での働きに対して、ご公儀から恩賞金が与えられる。ところが恩賞金の分配をめぐって議論が分かれ、結局、戦いぶりに応じて分け前に差をつける歳三(山本耕史)の意見が通るが、隊内に禍根を残してしまう。

 まさ(はしのえみ)の身を案じて隊を離れた左之助(山本太郎)に対する厳しい処分に続き今回の不平等な恩賞金の分配方法…と、強引な歳三のやり方が気に入らない永倉(山口智充)は勇に直談判する。しかし、隊を思って建前しか口にしない勇に、永倉の不満は募るばかり。

 さらに、歳三の発案による新しい体制が発表されたことで、永倉の不満が爆発する。自分たちは家来ではない、勇や歳三に権力を集中させて意見の異なる者を遠ざけようとしている ― 厳しく批判する永倉。また、山南(堺雅人)も、試衛館以来ともに歩んできた仲間のことも考えて欲しいと話す。そんな中、勢い余った歳三が芹沢殺しの真犯人が自分たちだと明かしてしまう。勇までが自分を欺いていたのだと知った永倉は激怒し、隊からの脱退を宣言。島田(照英)も永倉の後に続いて席を立ってしまう。そんな二人に山南は、会津藩主・松平容保(筒井道隆)に建白書を提出して容保から勇を諭してもらおうと提案する。
 建白書を提出した永倉らは、容保との謁見を許される。容保は、命に代えて新選組を正したい、と訴える永倉らをある人物と引き合わせるが…。
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